2010年7月25日日曜日

Louis Prima / Together

Louis Prima / Together (Dot records 1960)
私がスイングにはまるきっかけになったのがこのレコード。
このレコードと出会わなければ、ここまでスイングにはまることはなかったでしょう。

ルイ・プリマと言えば、その独自のだみ声とトランペット、当時の奥さんのキーリー・スミスとのおしどりデュオで5〜60年代ラスベガスで大人気のアーティストでした。
残念ながら日本での一般的な知名度は今ひとつ。
実際私もこのレコードをジャケ買いするまでは知りませんでした。
しかし知れば知るほど、彼はスイング界でも重要人物で、実際ベニー・グッドマンの名演で有名な『シング・シング・シング』(曲を聴けば誰でも知ってると思います)は彼の作曲でした。

ほかにも彼が歌った『ジャスト・ア・ジゴロ』も有名です。
1998年にGAPが彼の曲"JUMP,JIVE,AN'WAIL"を起用して、リンディーホップを絡めた面白いCMを作りました。そして、この1998年あたりからネオ・スイングブームが起こりました。



彼の話はまた別の機会にすることにして、このアルバムの話に戻りますと、

内容はスタンダードを中心とした軽妙なアレンジのリラックスしたアルバムです。
演奏も彼らがいつもやっている生演奏に近いかんじでシンプル,というかシンプルすぎ。
そこがまた親しみやすくて、聴けば聴くほど好きになっていきました。
ルイ・プリマのおふざけ感とキーリーのまじめさのギャップが面白いので、デュオもしくはルイだけの
曲はいいのですが、キーリーのソロだと少し物足りない感じは否めません。
実際のステージもサックスのサム・ブテラを絡めつつ、まじめな奥さんにはしゃぐルイって感じの
ステージだったようです。



side-1

1.Together
2.Paradise
3.Teach Me Tonight
4.The Pussy Cat Song
5.They Can't Take That Away From Me
6.I Can't Give You Anything But Love


side-2

1.When My Baby Smiles At Me
2.Let's Get Away From it
3.Mashuga
4.Let's Call Whole Thing Off
5.Mutual Admiration Society
6.Begin The Beguine


録音:1960年

0 件のコメント:

コメントを投稿